【中国ドラマあるある】飛べるのか飛べないのか問題に決着をつけよう

飛べるのか飛べないのかメインビジュアル

陳情令をはじめて見た時、「あ、飛ぶんだ」と思いましたよね。
なるほど、「仙師らしいし、そういう世界なのだな」と思いましたよね。

ちょっとまって。第一話にして主人公崖から落ちてくやん!?
え?飛べるの飛べないの?どっち!?

見てる方は大混乱。

今日はこの件について考察していきたいと思います。

筆者の知識不足で間違った認識の可能性もあります。
一考察としてお読みください。

目次

ファンタジーではなく鍛錬である

武侠という世界

「陳情令」で飛ぶことを認識して、仙師だからと納得できました。
しかし、他の中国ドラマも見はじめると、なんと他のドラマでも飛んでいるではないですか!!!

陳情令と同じ監督の「鳳舞伝」 でも飛んでいる上に主人公が崖から落ちていきました。
ですがこちらは霊力とか霊士とか言ってるんでまたそういう世界なんだろうなと納得できます。(崖から落ちる件に関してはまだ納得できていませんが)

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ちなみに「鳳舞伝」には陳情令の薛洋の王皓軒や藍景儀の郭丞などが出演しています。

ところが、こちらも「陳情令」と並んで大人気のブロマンスドラマ「山河令」を見ると、飛んでます。
めっちゃ飛んでます。
陳情令よりも飛んでいます。飛んだままどっか移動してる勢いです。

ここで不思議に思ったのですが、どう見ても「山河令」普通の人間のお話な気がするのです。
鬼とか言ってますが概念の問題っぽいですし。

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そう思っていると、「慶余年」でもめっちゃ普通のおじさんがふわっと屋根を飛び越えて逃げていきました。
慶余年も至って普通の人間(ちょっとこれは微妙に違うかもしれませんが)のお話です。

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そしていろいろ調べたり、教えてもらったりしているうちになんとなく見えてきたのが、「武侠」という世界。
「武侠小説」という中国大衆小説のジャンルのひとつみたいです。
簡単に言うと、近代以前の中国や陳情令のような架空の世界で、武芸に長けた義理を重んじる人々が描かれた小説のようです。

軽功という技

その中で描かれるのが軽功。どうやら、飛べるのはこの技のようですよ。

中国の大衆小説である武俠小説の世界に登場する軽功を得意とする者は、常人の何倍もの速さで疾駆する他、草や木の葉を足掛かりに宙高く空を跳ぶ、水面を渡る、垂直な壁を伝い登るといった技が披露され、最高境地に達すると、宙を自由自在に飛行することも可能になる。


「武俠小説における軽功」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。最終更新 2021年9月28日 (火) 09:17 URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%BD%E5%8A%9F#:~:text=%E8%BB%BD%E5%8A%9F%EF%BC%88%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%86%E3%80%81%E7%B9%81%E4%BD%93,%E8%BB%BD%E8%BA%AB%E5%8A%9F%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%82%82%E8%A8%80%E3%81%86%E3%80%82

「宙を自由自在に飛行することも可能」
なるほど。可能だそうです。

ですが、これは武侠小説における軽功のこと。
軽功は実際に中国武術における鍛錬法で、体を軽くし高く跳ねたり走ったりするための技のようです。
つまり現実世界の軽功は、飛ぶのではなく、跳ぶのだそうです。
この現実の軽功については、人間の身体を鍛えてビルの間を飛び越えていくパルクールを思い描くと少し理解しやすいかもしれません。

「山河令」でも足をバタバタさせながら飛んでいるのは、軽功を使って跳んでいるからなのでしょう。
それにしても何メートルも飛んで移動していますが、これは武侠の掟だということでしょう。

阿星

ジャッキーが素早くアクション繰り出すのは軽功なのかな!?(←ジャッキー大好き)

飛べるのはわかった。じゃあなぜ崖から落ちるの?

中国ドラマ崖から落ちすぎ説

飛べる設定には納得できましたでしょうか?
私はなんとなく納得しました。
でもまだ解決してない問題があります。

阿星

飛べるのに、なんで崖から落ちるの?

これです。
不思議ですよね。
しかもかなりの中国ドラマで崖落ちシーンがあるのです。
「陳情令」の1話でもいきなり主人公は崖から落ちましたし、「鳳舞伝」でも1話か2話で主人公が崖から落ちました。
「山河令」でも主人公二人が崖から落ちていきました。
そして陳情令スピンオフ「乱魄」でも。
飛べるのに落ちるとはこれいかなることか?

阿星

その前に崖から落ちすぎじゃない?

飛ぶのではない、跳ぶのである

これは私のまったくの推測ですが、もともと軽功とは「有翡」で王一博演じる謝允が、落ち葉などを足掛かりにして水の上を走っていたのが本来の姿のようです。
なので何かを足がかりに跳ぶからの飛翔は「武侠ドラマ」的にはアリだとしても、足がかりもなく宙に浮くというのはそんなあなた荒唐無稽な……となるのではないでしょうか?

崖から落ちる時、足掛かりとなるものがないのです。

そして、例えば猫は結構な高さを飛んだり降りたり可能ですが、崖ほどの高さとなるとどうなのかと考えてみてください。
1~2メートルであれば、猫はスタンと華麗に飛び降りるし飛び乗るでしょうが、それが10メートルになると、無理そうですよね。というか猫にそんな危険は冒させたくはありませんよね。
つまりそういうことです。

阿星

あなたは何を言ってるんですか?

結論

  • 飛ぶのはファンタジーではなく軽功という鍛錬から
  • 武侠の軽功と現実の軽功は違う
  • 飛ぶのではなく跳ぶ
  • 故に崖からは落ちてしまう

以上、中国ドラマではなぜ飛べるのか?そして飛べるのになぜ崖から落ちるのか?を私なりに検証してみました!

いかがでしたか?少しは腑に落ちましたでしょうか?
決してこれが正解というわけではありませんので、くれぐれも一考察としてお楽しみください♪

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