ハロー大家好♪ 阿星です。
あなたは今、周りの人から「陳情令」を勧められていますか?
または見ようか迷っておられますか?
時は折しも「陳情令」日本語吹き替え版放送間近!
今回はまだ「陳情令」を見られたことのない方に、阿星が全力で布教活動をさせていただきたく存じます!
「吹き替え版と言われてもWOWOWとか加入してないよ」って方も、ぜひつべこべ言わずにアマプラでもU-NEXTでも見れるからなんでもいいからとにかく見てくれよ!というのが本音でございます。
すでに阿令ファンのあなたは、ぜひご友人への布教用にこの記事をご利用ください。
では早速陳情令について見ていきましょう!
美しすぎる中国ドラマ【陳情令】
【陳情令】中国のBL小説を原作とする古装ファンタジードラマ
まずすごく簡単に説明すると、「陳情令」は墨香銅臭の「魔道祖師」というファンタジーBL小説を原作とした全50話からなる中国ドラマです。
え?BL!?
と思った人も、
え!?BL!?♡
と思った人も、まあ少しお待ちください。
ジャンルは時代劇ではあるものの舞台は現実世界ではなく仙師(仙術で妖魔などから民を守る人)たちの活躍する仙侠もの。
その辺はまあお気になさらずファンタジー時代劇と思っていただければ幸いです。
「よくわからないけど、なんにせよ興味ないよ」
ですよね、わかります。
私もそうでした。
中国なんて胡散臭いイメージしかありませんし、時代劇にもBLにも興味がありませんでした。
そんな私が今や衛星アンテナを設置してWOWOWとスカパーに加入し、中国ドラマでレコーダーのHDDをパンパンにさせ、寝ても覚めても中国ドラマを見るようになり、あろうことかブログまで立ち上げたのです。
こんなお金のかかるめんどくさいことごと、以前の私なら絶対にやりませんでした。
では「なぜ?」というとそれは
「陳情令を見てしまったからです」
注意:「陳情令」を視聴された多くの方から「睡眠時間が減った」「仕事が手につかなくなった」などの副作用が報告されております。ご視聴の際は十分にご注意ください。
【陳情令】はこんなおはなし
で、そんな陳情令の世界には妖魔や魑魅魍魎が普通に存在し、人々の暮らしを脅かしています。
それを退治して人々を守るのが仙師たち。
仙師たちは仙門世家という集団にそれぞれ属していて、そのトップが姑蘇藍氏(こそらんし)・雲夢江氏(うんむじゃんし)・蘭陵金氏(らんりょうじんし)・清河聶氏(せいがにえし)・岐山温氏(きざんうぇんし)の五大世家(ごだいせいか)。
そして陳情令はこの五大世家の若様たちがメインのお話です。
主人公は五大世家のひとつ雲夢江氏(うんむじゃんし)の魏無羨(ウェイ・ウーシェン・黒い人)と、もうひとりの主人公は姑蘇藍氏(こそらんし)の藍忘機(ラン・ワンジー・白い人)。
自由で奔放な魏嬰(ウェイ・イン)と、戒律厳しい姑蘇藍氏のクソ真面目な藍湛(ラン・ジャン)という正反対の二人が、反発し合いながらもお互いが唯一無二の存在(知己)へとなっていく物語です。
正義とは何か、悪とは何か。
それぞれが己の正義を苦悩しながらも貫いていく、熱いストーリーです。
魅力あふれる登場人物たち
陳情令の見どころはなんといっても魅力あふれる登場人物たちです。
主人公・魏嬰は伸び伸びと活力溢れるチャーミングな笑顔で魅了してきますし、もうひとりの主人公・藍湛は氷のような鋭い美しさで魅了してきますしもう大変です。
それもそのはず、魏嬰(ウェイ・イン)演じる肖战(シャオ・ジャン)も、藍湛(ラン・ジャン)演じる王一博(ワン・イーボ)も今では中国のトップスターとなっており、「世界で最もハンサムな顔100人」にもランクインし、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのことか!なのです。
もちろん二人以外の登場人物も大変魅力的で、もう全員愛しくてなりません。
本気で登場人物たちの幸せを願わずにはいられないのです。
ブロマンスという罪深きジャンル
ブロマンスとは?
お伝えしたように原作の「魔道祖師」はBL小説なのですが、実写ドラマの「陳情令」はBLではありません。
ご家族やお子様とも楽しくご覧になっていただける作品となっております(お子様が見たがるかは別として)。
では「陳情令」が何なのかというと「ブロマンス 」というジャンルの作品になっております。
ブロマンスとはなんぞや?ですよね。
ブロマンス【bromance】 の解説
出典:デジタル大辞泉(小学館)goo国語辞書
《brother(兄弟)とromance(恋愛)からの造語》男性どうしのきわめて親密な関係。友情より濃厚だが、同性愛関係ではないとされる。スポーツなど共通の趣味に興じ、頻繁に行動を共にする。
辞書では上記のように記載されています。
つまりは男同士の熱い友情と言いましょうか。
けどそうすると「少年ジャンプなんて一冊丸ごとブロマンスだよ!」てなことになってしまいます。
そうするともうちょっと濃厚とも書いていますし、もうちょっと濃厚にしていただいて友情よりは濃厚だけれども性愛ではない関係だということです。
わかりますか。このヤキモキした感じ!!!
もうここに陳情令の魅力がギュッと詰まっていると言っても過言ではありません!
私はまったくBLには興味がなかったのですが、このブロマンスの洗礼にガツンとやられました。
原作がBLという前知識なし(聞いてたかもしれませんが記憶に残っていませんでした)にドラマを見はじめて、時折見せる主役二人のただならぬ掛け合いに「何だこの意味ありげな感じは?」と思っていました。
そこからあれよあれよという間にこの「匂わせ」にノックダウン!!!
「匂わせ」サイコーです。
ドラマでは決して二人は恋愛関係にある訳でもそういった描写がある訳でもありません。
ですが、画面の端々から伝わってくるブロマンスの香り。
ダラダラダラダラ漏れてくる藍湛の重い愛情!
一度そういう目で見てしまうとどこもかしこもそういう目で見てしまうのです。
そしてそれは間違ってはいないのです、だって原作はBLだもの!
BLとして消化できなかったこの作品は、ブロマンスという素晴らしい作品として昇華したのです。
ですが、これは記しておかねばなりません。
原作がBLだから、匂わせがあるから素晴らしいのではありません。
陳情令には多くのキャラクターが登場しますが、そのあちこちで見られる男同士の熱いブロマンス。
そこに数々のドラマが溢れているから素晴らしいのです。
ブロマンスについて熱く語りましたが、「BLが嫌」で「匂わせも嫌だ」という人にとっては普通に少年ジャンプ並みの熱い友情ものとして見ていただいてもまったく問題はありません。
すべては見るあなたの見方次第なのですから。
知己という概念
さて、ブロマンスについてはわかりましたが、陳情令を見る上で「知己(ちき)」という概念を理解しておかなければなりません。
「知己」というのは中国ドラマを見ていると頻繁に出てくる言葉です。
ち‐き【知己】 1 自分のことをよく理解してくれている人。親友。「この世に二人とない知己を得る」
出典:デジタル大辞泉 小学館 weblio辞書
2 知り合い。知人。「知己を頼って上京する」
辞書ではこのように説明されています。
日本語では「2」のイメージではないでしょうか?単に知り合いですね。
中国時代劇では「1」の「自分のことをよく理解してくれている人。親友」を意味します。
さらにはブロマンスにおいてはもっと熱い意味になると考えてもらえるとうれしいです。
辞書の例文にあるように「この世に二人とない知己を得る」というのが適切だと思います。
てかこの例文すげーな。
何ものにも替えられないこの世でたったひとりの大切な友なのです。
この知己の概念がないと、ストーリーとの温度差が出てしまうし、今後中国ドラマを見る上でも大変重要な概念となりますのでしっかり覚えてくださいね!
ここ大事!
知己とは:この世に二人とない何ものにも替えがたい存在
さあ【陳情令】を見てみよう!
【陳情令】というメディアミックス
「陳情令」は原作「魔道祖師」をはじめとして様々なメディアで展開されています。
原作の小説・実写ドラマ・アニメ、さらにはラジオドラマが存在します。
媒体 | BL | ブロマンス |
---|---|---|
原作小説「魔道祖師」 | ○ | ー |
ドラマ「陳情令」 | ー | ○ |
アニメ「魔道祖師」 | ー | ○ |
ラジオドラマ「魔道祖師」 | ○ | ー |
ジャンルの棲み分けはこのように原作とラジドラが「BL」、ドラマとアニメが「ブロマンス 」というふうになっております。
現時点(2022.03.29)でドラマ「陳情令」(日本語字幕版)もアニメ「魔道祖師」(日本語吹き替え版)もアマプラやU-NEXT
ラジオドラマはアプリで視聴可能です。
また、有料放送にはなりますがWOWOW
どこから見るかはあなた次第
「どれを見ればいいの?」となると思いますが、正直どこから見ても正解です。
ただ、最初に見たものが印象深く残るとは思うので、私のようにドラマから入ってそこから抜けられなくなってしまい、他の媒体が未着手となる可能性はあります。
ひとつ言うと、アニメからはちょっとしんどいかもしれません。
なぜなら現時点(2022.03.29)で日本語吹き替えは第1期と第2期のみで、まだ完結していないからです。
youtubeで英語字幕の第3期を見ることができるので、そちらを併用すると最後まで見ることができます。
また、アニメは展開スピードが速いため、原作やドラマを履修してからの方が理解しやすいかと思います。
とはいえ、アニメがとっつきやすいという方はぜひアニメからご覧になってください!
どこから入っても正解に違いはありませんので。
ほとんどの方がどこから入っても、結局すべてに手を出してしまっています。
そしてどれが一番か選べない!という意見もたくさん聞きます。
私のようにドラマの沼が深すぎて、アニメや原作は少ししか見れていない勢も結構います。
【陳情令】を見る上での注意点4つ
1、中国ドラマではよく「吐血」するけど気にしない
きっと驚かれると思うのですが、中国の時代劇ドラマでは人々はナチュラルに吐血します。
特に命の危険があるわけではなく(その場合もありますが)、瘀血を体から出してスッキリするという認識のようです。
ビビりますが、大丈夫です。
2、人が飛ぶけど気にしない
中国ドラマでは人が普通に飛んでますが、「陳情令」は特に仙術を操る仙師のお話なので、しれっと受け入れてください。
3、細かいことは気にしない
美しすぎて完璧な世界観かと思えば、「あれ?さっきのどこいったん?」とかよくあります。
そちらはお国柄ということでそっとしておいていただけると幸いです。
4、いきなりブツっと終わるけど気にしない
ドラマが毎回突然変なところで終わります。
人が喋っている途中でも終わります。
最初はびっくりすると思いますが、これは中国ドラマの掟なのでどうぞ慣れてください。
2.5次元!?美しすぎる【陳情令】キャストたち
中の人にも興味深々
そしてその耽美なブロマンス世界を作り上げるのは、美しすぎる中の人たちなのです。
ぶっちゃけ美男美女しか出てきません。
そして次元を超えています、流行りの2.5次元くらいです。
そんな美男美女(圧倒的に男性が多いですが)が美しい衣装を身につけ美しい風景の中舞い踊る、それが陳情令(踊りはしませんすみません)。
そして見てると気になりますよね。
「中の人ってどんな感じなんだろ?」
ググりますよね。
「陳情令 キャスト」
するとこんなの出てくる訳ですよ!
藍湛中の人。王一博。
……らんじゃんなかのひとぉおおお!?
ってなりました。
そしてギャップ萌えで王一博に落ちた阿星です。
歌って踊れて(プロ級ダンサー)バイクも乗れて(ヤマハのプロレーサー)スケボーも手品もヨーヨーもプロ並みにこなしてこの顔面偏差値。
魅力は留まることを知りませんのでどうぞ深追いしてみてください。
王一博だけではありません。
第一主役の肖戦はもちろんのこと、その他キャストも魅力満載です。
あらゆるテイストの美男美女が目白押しなのです。
きっとあなたの推しも見つかるはず。
こちらの王一博の画像は著作権・肖像権・パブリシティ権すべてがクリアされている奇跡のライセンス「クリエイティブ・コモンズ(CC)」から引用しています(むしろこれしかない)。
BTS(メイキング動画)も見逃せない
ドラマを見てる途中でも、ぜひ見て欲しいのがメイキング動画です。
ドラマを見終えてから見てもぜんぜんいいのですが、ドラマと同時進行してみるとますます沼にはまれます!
陳情令公式さんから日本語字幕のメイキング動画がYouTubeで配信されているので、まずはそちらをご覧ください♪
ドラマとは全然違うキャストたちにまたノックダウンされることでしょう。
もっと見たくなった方は、「陳情令 BTS」で検索するとたくさん動画(英語字幕など)が出てくるのでぜひ色々見てくださいね。
学生のみなさんは、英語の勉強してるんだよ!という大義名分のもと存分に動画堪能してください!
陳情令は終わらない
ドラマ本編を見終えても、BTSを見終えても陳情令は終わりではありません。
まずスピンオフ作品として「生魂」「乱魄」があります。
それから現在YouTubeでフル視聴可能な天津ファンミの動画もありますし、WOWOW
また4月からはWOWOW
さらには中の人、肖戦と王一博のドラマや映画は今後もどんどん放送予定です!
(詳細はNewsページをご覧ください)
さらにさらに英語字幕版で本国カットシーンなども盛り込まれた【ENG SUB 】The Untamed special editionも配信されているのでこちらもぜひご覧ください♪
以前は南京コンサートなどもフルでYouTubeで見られたのですが、現在は部分的にしか見ることができません。
YouTubeに上がっているものはいつ見れなくなるか分からないのでぜひお早めに!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あらすじや相関図といったものはwikipediaなどで見ていただけるので、阿星からは沼からの誘いをお届けいたしました。
もし見てみようかなと思われた方は、こちらの見る前の心得なども合わせて読んでいただくとスムーズかと思われます。
陳情令ファンの我々の中でも、BLや中国ドラマが好きで陳情令を見はじめた人は少ないのではないかと思います。
そして見てしまったが最後、どっぷりと沼にハマってしまう人が続出なんです。
注意:本当に、視聴後は生活が変わってしまいますのでご注意ください。
毎日睡眠時間を削って陳情令を見るでしょうし、そこから派生する中国ドラマを延々と見てしまうでしょうし、HDDをパンパンにさせて家族と喧嘩になるかもしれません。
なので正直、無理にとはおすすめしません。
私はあなたの生活に責任を負えないから。
ですが、この沼は本当に良いです。
覚悟が出来たらぜひお越しください。
沼の住人たちがお待ちしております♪